連帯保証人とは、借り手（債務者）が借金やローンを返済できない場合、代わりに返済義務を負う人物を指します。
通常の保証人とは異なり、連帯保証人は債務者と同等の責任を負い、債務者が支払いを怠った際に、債権者は連帯保証人に直接請求できる点が特徴です。事前の通知や催告なしで、債権者は連帯保証人に対して債務の返済を求めることができるため、非常に重い責任が伴います。
連帯保証人になる際には、借り手の信用状況や返済能力を十分に考慮することが重要です。
連帯保証人に関連するよくある質問（Q&A）
連帯保証人って普通の保証人とどう違うの？
連帯保証人は、本人とまったく同じ責任を負う立場です。本人に請求する前に、いきなり連帯保証人に全額請求されることもあります。普通の保証人よりも責任がずっと重く、法律上の義務も強いです。
一度連帯保証人になったら途中でやめられますか？
原則として、契約の途中で勝手にやめることはできません。本人がローンを完済するか、契約を別の保証人に切り替えるなど、特別な手続きがない限り、連帯保証人の義務は続きます。
連帯保証人に収入や仕事の条件はあるの？
あります。ローン会社や不動産業者は、連帯保証人にも「返済能力」や「信用情報」を求めます。無職だったり、借金が多かったり、過去に金融事故があると、連帯保証人として認められないこともあります。
もし本人が払えなくなったら、どうなるの？
本人が支払いを滞納した場合、連帯保証人に一括で請求が来ます。その時点で、あなたの口座や財産が差し押さえられる可能性もあります。連帯保証人は、最後の保険ではなく「もう一人の債務者」と考えた方がいいです。
知人に連帯保証人を頼まれたら、どうすればいい？
どんなに親しい人でも、よく考えてから判断すべきです。断ることは悪いことではありません。連帯保証人になると、将来のあなたの生活や信用にも大きな影響が出るので、安易に引き受けないようにしましょう。
